理系大学生プーギーくんの日常ブログ

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理系大学生のプーギーくんです。日常生活からおすすめの物まで幅広く載せていこうと思います。

金融リテラシーを上げる第一歩に最適!『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』

こんにちは!プーギーくんです。

少子高齢化による年金問題、日本国の借金などメディアでも目にすることが増えてきた金融に関する問題。

しかし、正直なところあまりよく分かっておらず、何が正しいのか判断できていない人も多いのではないでしょうか?

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私も最近金融について勉強するまでは、冗談抜きで

国債、何それおいしいの?

ぐらいのヤバい状況でした(笑)。あるきっかけで金融についての勉強が必要だと感じ始めましたが、何から始めればよいのか分かりませんでした。

そこで入門書としておすすめされていたのがこちら!

 東大を卒業されて様々な金融機関に勤めていた経済評論家の山崎元さんのお話をもとに大橋弘佑さんが書かれた本です。

何より特徴的なのは、他の難しそうな金融本と比較して圧倒的に初心者向けで解説が丁寧だということです。

その中でも特に重要だと感じたものをピックアップして紹介しようと思います。

目次は次のとおりです。

 

定期預金よりはマシな方法

山崎さんは安全に持っておきたい資産として個人向けの日本国債をおススメしています。日本国債とは国の債券で、これを買うと国にお金を貸したことになります。

利回りは定期預金とそこまでの大差はありませんが、元本保証であるため、途中で解約しない限りお金は減りません。

しかも、定期預金だと銀行が潰れると損失を被る可能性がありますが、国債は国が破綻しない限り損失の心配はありません。

定期預金より得で安全ということですね!

 

具体的にどの国債を買うべき?

国債の利点は説明しましたが、具体的にどの国債を買えばよいのでしょうか?山崎さんは『変動金利型10年満期』というタイプをおススメしています。

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出典:山崎元 大橋弘祐 2015 「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」 文響社 p51

 上記の画像のように長期金利に合わせて金利が変動するため、ものすごく損をすることが少ないのが特徴です。

そして満期は10年ですが、途中で下ろすこともできます。その際にペナルティが発生しますが、過去1年分の金利を払えば解決するので、実質的に元本割れすることはありません。

つまり、安心安全というわけですね!

 

人類最大の発明、複利

あのアインシュタイン人類最大の発明だと称した複利。単利とはどのような違いがあるのでしょうか?下記の画像を見てみましょう。

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出典:山崎元 大橋弘祐 2015 「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」 文響社 p44

 

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出典:山崎元 大橋弘祐 2015 「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」 文響社 p45



こちらを見ると分かるように、複利だと運用の対象が増えていきますから、どんどんお金が増えていきます。

複利で運用するものを選ぶべきなのは一目瞭然ですね!

さらに72の法則というものが複利には存在します。

どういうものなのかと言いますと、72を『利率』で割ると、『元本が2倍になるまでにかかるだいたいの年数』が算出できます。

例えば、利率4%の複利で運用した場合、元本を2倍にするために必要な年数はおおよそ72÷4(%)=18(年)と算出できます。

利率について考える一つの目安となりますね。

 

家は買うべきなのか、賃貸なのか

皆さんの中には、マイホームを手に入れるのが最終目標としている人も多いのではないでしょうか?

実際に私も実家は持ち家でしたし、知人もほとんどが持ち家でしたので、家は買うものと思っていました。

しかし、持ち家のメリット、デメリットを検討した際に果たして持ち家は正しい判断なのかと思うようになりました。具体的なものは以下の通りです。

持ち家のメリット

  • 自分の家を持っているという精神的効用
  • ローンを払い終えたあとは家賃を払わなくてよい    

持ち家のデメリット 

  • ローンを組むと、一括で買うより銀行の儲け分だけ損をする
  • 自分のものになっても資産価値はあまりない
  • 固定資産税などの維持コストがかかる
  • 転勤になっても売ったり貸したりがすぐにできない  

どうでしょうか?持ち家にはメリットもデメリットもあります。賃貸のメリット、デメリットは 、持ち家と逆に考えるとよいでしょう。

自分の方針に従って、慎重に納得できる判断をしていきましょう。      

 

生命保険には入るべきか

こちらも意見が分かれそうな議題ですが、山崎さんはこう結論付けています。

  • 自分が死ぬと家族が路頭に迷う人のみ入る。
  • ネットの生命保険会社で、10~20年くらいの掛け捨て型に入る。
  • 保険料を抑えた分は万が一のために備えておく。

必要な人だけが、むやみに保険料が高くないところに入る。確かにこれなら万が一のときに最低限のお金を得られる上、普段の保険の支払いも最小限で済みそうです。

 

投資信託なら初心者はとりあえず「インデックスファンド」

インデックスファンドとは日経平均などの指標に連動して機械的に買っているため、手数料が安い金融商品です。

対照的にアクティブファンドはプロに任せて運用することになるため、どうしても手数料が高くついてしまいます。

さらに過去の実績においてアクティブファンドの平均がインデックスファンドを上回ったことはありません。

素人がとりあえず手を出すならインデックスファンドということを覚えておきましょう。

 

まとめ

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特に重要だと感じた部分をピックアップしてきましたが、どうでしたか?

勉強になった部分や興味を持った部分があったのではないでしょうか?

この他にも本書では、年金制度やNISAなどさまざまな金融の知識を誰にでも分かるように説明されています。

興味があるならぜひ一度手に取って読んでみて下さい!

ではまた!