【人は話し方が9割】3分でわかる要約
こんにちは!プーギーくんです。
本日ご紹介するのはこちら!
永松茂之さんが書かれた2020年上半期のビジネス書で1番売れた名著
「人は話し方が9割」です。
日常の会話で疲れてしまう、会話下手だと言われて苦手意識を持っている、そのような人がみなさんの中にも多くいると思います。
そのような人のために話し方を劇的に改善する方法を細かく書かれています!
今回はその中でも重要だと感じたものをピックアップしてご紹介しようと思います。
- 話す力はスキルよりメンタル
- 話し方は「聞き方が9割」
- ほめるときに活用できる「やっぱり」
- 自然と会話が始まる鉄板ネタ「食べ物」「出身地」「ペット」
- 人は笑わせてくれる人より一緒に笑ってくれる人が好き
- 悩んでいる人にポジティブなアドバイスはいらない
- 嫌われる人が話す「4Dワード」
- まとめ
話す力はスキルよりメンタル
あなたは話すのが下手だと感じるとき、スキルがないからと感じていますか?
それについて著者の永松さんは完全に否定しています。
話すことが苦手と思いこむ人の多くは誰かからの指摘がトラウマとなって苦手意識を持ってしまっているのです。
自己肯定感がないそのような状態では話し方は上手くなっていきません。
自己肯定感を失わないために
自己肯定感を喪失しないためには、相手の言葉を必要以上に重く受け止めないことが大切です。たった数人からの指摘を気にして今後の話し方に委縮する必要はありません。指摘された人には二度とその話題を振らなけらばいいだけなのです。
話し方は「聞き方が9割」
人は誰でも 「自分自身のことを認めてほしい生き物」なのです。
そのため、相手の話を聞く力が増すと相手からの好意をより得られるようになり、結果的に関係が深く良いものになるのです。
そのために話し方において大切なことは聞き方といっても過言ではありません。
相手に話させる「拡張技法」
相手に気持ちよく話をさせるには、「感嘆」、「反復」、「共感」、「賞賛」、「質問」の5つの技法が重要です。
感嘆では相手の話に対して「へー!!」や「なるほど~~」など感嘆詞を付ける気持ちで感嘆をします。
反復では相手の言葉をただオウム返しするだけです。
共感では「がんばったね」や「つらかったね」など相手の感情に寄り添います。
賞賛では「すごい!!」や「素敵♡」など相手をほめたたえます。
質問では相手の話を広げるために質問をして話を続けさせます。
これらの技法を用いることで相手は格段に楽しんで話をするようになり、あなたといることの居心地のよさを感じるようになるでしょう。
ほめるときに活用できる「やっぱり」
普段から交流のある人をほめる際に有効な言葉があります。
それは、「やっぱり」です。「やっぱりすごい!」、「やっぱり美味しい」、このように口にすることで普段から思っているのだと強調することができるのです。
自然と会話が始まる鉄板ネタ「食べ物」「出身地」「ペット」
この三つは誰も傷つけることがなく、自然と話が盛り上がる話題です。
初対面の人と話す際に何を話したらいいか分からない方はぜひこの3つの鉄板ネタを覚えておいてください。
人は笑わせてくれる人より一緒に笑ってくれる人が好き
好きな人の前だと緊張して上手に話せない、このような方は多くいるかと思います。そんな方にお伝えしたいことは、「一緒に笑ってあげるだけでよい」ということです。先ほど述べましたが、人は自分のことが一番好きで、その自分をわかってくれる人のことを好きになります。よって話し上手になる必要などなく、相手の話に最大限の感嘆を込めて笑ってあげるだけでよいのです。
悩んでいる人にポジティブなアドバイスはいらない
相手が悩んでいるとき、つい「悪い方向ばかりに考えたらダメ」などと言ってしまうことはありませんか?相手が求めていることは「共感」であり、必ずしも悩みを解消したいわけではありません。そのような人になんといえばいいのでしょうか?
それは、「一緒に考えよう」です。この言葉によって相手は共感されていることを実感できるのです。
嫌われる人が話す「4Dワード」
嫌われる話し方をする人の共通点として「4Dワード」があります。
それは、「でも」、「だって」、「どうせ」、「ダメ」です。
これらのネガティブな発言をして相手側が良く感じることはありません。連呼してしまっている人は気をつけてくださいね。
まとめ
今回は永松さんの「話し方が9割」について解説してみました。
意外と難しいことはなく、ただ実践できていないだけなことが多かった印象です。永松さんの教えを守って良い話し方、また聞き方ができるようになりましょう!
ではまた!
AWS入門[誰でも簡単に理解できる!!]
こんにちは!プーギーくんです!
現在、webサービスの開発には切っても切り離せない存在となったAmazon Web Services(AWS)。
私が行なっているインターンでもこのAWSを用いてサービス開発を行なっています。
今回は、いまさらではありますが(笑)このAWSがどのようなサービスなのか、具体的にどのようなリソースがあるのかを数回に分けてご紹介します。
AWSについて
AWSとはAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。
と、言われても
いやいや、まずクラウドコンピューティングって 何ですか?
となってしまうと思います。
大丈夫。まずは、クラウドコンピューティングについて解説します。
クラウドコンピューティング(クラウド)とは使用者が自分でサーバーやソフトウェアを準備するのではなく、インターネットを通じて提供されたものを利用する仕組みのことです。
これを理解するには、反対の位置付けにある従来の形態であるオンプレミスと比較するのがよいでしょう。
オンプレミスでは、サーバーなどは自分で購入し、管理、運用しないといけません。
一方でクラウドなら物理的なサーバーを準備しなくてよいため、管理や運用が必要ないだけでなく、かかる費用が使用量に基づくため、初期費用が安く済みます。
引用元:オンプレミスとは | ニフクラ
AWSとは何かについて説明したところで次はAWSが提供する具体的なサービスについて解説します。
VPCについて
VPCとは、AWSのクラウド内で作成される仮想ネットワーク領域のことです。
VPCのネットワーク空間はほかのネットワークとは切り離されており、VPC内部に様々なリソースを展開できます。
サブネットの設定により、それらのリソースをインターネットに接続させることも接続させないことも可能です。
ここで「サブネット」という新しい用語が出てきましたね?
というわけでVPCの構築に関して必要な用語についてまとめていきます。
サブネット
VPCという一つの大きなネットワークの中で設定される複数の小さなネットワークのこと。これにより、各コンピュータに対して処理を行う際にVPCの中から一つずつ探し出すのではなく、サブネットの中から調べるだけで済む。
リージョン
AWSのサービスを提供している世界の中のいくつかの地域のこと。
アメリカや中国、日本では東京と大阪が対応している。
アベイラビリティーゾーン
アベイラビリティーゾーンはリージョンの中に存在している複数のデータセンター施設のこと。複数あることにより、一つのデータセンタがダウンしても他のデータセンタで稼働すれば、継続的にサービスを提供できる。
ルートテーブル
ネットワークの経路であるルートを選択するためのルールが記載されたテーブルのこと。通信がどのように転送されてほしいかを記載する。
Elastic IP
AWSで利用できる固定のIPアドレスのこと。インスタンスを作成したときに付加されるpublic IPとは異なり、インスタンスを開始しなおしても同じアドレスを使用することが可能。
NAT ゲートウェイ
private IPとpublic IPを多対1で変換するもの。これにより、private IPがNATゲートウェイを通過する際に一つのpublic IPに変換され、private IPから外部への通信が可能になる。
まとめ
今回は、AWSとは何か、そしてその中のサービスの一つであるVPCについて紹介いたしました。次はEC2、S3について紹介しようと思います。ぜひご覧ください!
ではまた!
『影響力の武器』卑怯な相手に騙されないために
こんにちは!プーギーくんです。
みなさんは周りに影響を受けてよく考えないままに行動してしまうことはありませんか?
私はものすごくあるんですよね笑
影響を受けやすい理由と防ぐ方法を知りたいなぁ…
そう思っていたときにメンタリストのDaigoさんが絶賛していたある本を知りました。
それがこちら!
ロバート・B・チャルディーニさんが書かれた『影響力の武器』という本です。
世界中で評価されており、ロングセラーを続けています。
分量が多く、読むのは大変かと思ったのですが、内容が濃いため、読むペースが全く落ちませんでした。
ぜひみなさんにも読んでほしいところですが、手っ取り早く内容が知りたい人のために要約を作りました。
目次は次のとおりです。
コントラストの原理
人間は二番目に提示されるものが最初のものより実際以上に異なると考えてしまう傾向があります。
例えば、ある男性がスーツとセーターを買おうとしているとします。
その際に、販売店はまずはより高価なスーツから買わせます。
そうすると、コントラストの原理によってセーターがどれほど高いものでもスーツと比べれば安価であるので、セーター単体で価格を知ったときよりも安く感じ、購入してしまうのです。
返報性のルール
人間社会には返報性という強烈な効果をもたらすルールが存在します。
返報性のルールとは、相手から何かを与えられたら、自分も何かをお返ししないといけないという義務感を生じさせるものです。
人間の心理に基づくルールではありますが、このルールが効果をもたらしているということは、実際のデータからも証明されています。
このルールには譲歩を用いるやり方もあります。
例えば1000円で買ってほしい商品があるとしてそれを最初は2000円で売ります。
そこで、買ってもらえたら当然得をしますが、仮に買ってもらえないならそこで、1000円に値下げをするのです。
ここで譲歩、つまり妥協案を出された相手は、自分も妥協しなくてはいけないという返報性のルールが働きます。
そうして1000円で買ってしまうというのです。
このルールの厄介なところは、相手の行為が純粋な厚意なのか策略なのかの判断が難しいところにあります。
厚意には厚意を返すべきですが、策略に対して厚意を返す必要はありません。
相手の行為は策略であり、最終的に搾取するためのものだと気づくことができたなら、こちらもお返しなど考えずに最初にいただいたものを搾取すればよいだけですから。
社会的証明の原理
ほかのみんなが寄付をしているのなら、自分も寄付したほうがいい。
このように考えた経験はありませんか?
これが、社会的証明の原理です。
人は、ほかの人たちが正しいと考えていることを基準にして物事を判断します。
広告で、「一番の売れ行き!」と紹介するだけで、消費者は商品自体の良さによってではなく、「みんなが良いと判断しているから」という理由で興味を惹かれるのです。
サクラという存在を聞いたことがあるかもしれませんが、これは、社会的証明の原理を故意に利用したものといえるでしょう。
故意にゆがめられた社会的証明の原理に振り回されないためには、自分と似た存在である他者の行動だけを自分の判断材料にしないことが大事なのです。
好意というものの危険性
みなさんは今までの人生で、
「仲の良い友達に頼まれたから断れなかった。」
このような経験はありませんか?
これが、好意の影響力です。
人は好意を感じている知人に対して承諾をしやすい傾向があります。
セールスマンの中には、この法則を利用している者もいます。
商品を売り込むときに、自分の友人を紹介してもらうように頼みます。
そして、次にその友人のもとを訪ねるときには、
「○○さんからの紹介で来ました。」と告げるのです。
そう言われると、なかなか追い返すのは難しくなってしまいます。
このように仲の良い知人をたどっていく手法は「無限連鎖」と呼ばれています。
好意の影響力は大きく、あなどってはいけません。
相手に何か頼まれたとき、相手に対して過度の好意を持っていないかを考え、申し出のメリットだけを考えて承諾するかの決定を下すことが必要です。
権威の効果
私たちは普段生活している中で、専門家の意見だからという理由で納得していることはありませんか?
人は権威者から命令されると、自動的に従ってしまうことが多いと実験で明らかにされています。
こうした服従から逃れるためには、どうすればよいのでしょうか?
ポイントは、「本当に専門家なのか」と「どれだけ誠実なのか」です。
本当に専門家なのかという質問では、ある問題と権威者の資格の関連性を明確にします。
例えば、権威のある自分の上司と共に行動しているとします。
上司は、急いでいて交通量の多い交差点で信号無視をしたとします。
そこに自動的に反応して上司についていこうとしたときにこの質問を投げかけます。
「確かにこの上司は、会社では自分より権威があるけれど道路を横断することに関して自分よりも権威があるはずがない」
このように結論づけると、上司の行動に自然と服従せず、一歩退いたうえで行動を決定することができるのです。
そして、もう一つが誠実さです。
ある専門家が多くの情報を持っているとしても利益を得るために正直に情報を提示しないかもしれない。
そんなときに役立つのが、「誠実であるのか」という質問です。
自分がこの専門家の言うことを聞けば、どれだけの利益が相手に入るのかを少し考えると、もしかすると正しくないことを言っているのかもしれないと冷静に判断できるようになります。
専門家も人間ですから、何か思惑があると疑ってみる姿勢を持つだけで、重大な損失を防ぐ可能性が高まるのです。
希少なものの重要性
私たちは、手に入りにくい貴重なものに対してより価値を見出します。
数量限定だったり、期間限定だったりと入手する機会が限定されると、商品やサービス自体の質を考慮しない傾向があるのです。
そのため、売り手側はなるべく販売する量や期間に限りがあると信じ込ませようとしてきます。
希少性の圧力は大きく、理性で対抗するのは難しいですが、興奮を抑えるように注意を向けることが重要です。
冷静に、なぜそれが欲しいのかという観点に目を向けて貴重な機会だけで判断しないようにしましょう。
まとめ
今回は、世界中で評価される名著『影響力の武器』について要約してきました。
この本の内容が身につけば、利益を得ようとする相手に騙されたり丸めこまれたりしなくなると実感しました。
いきなりすべてを実践するのは大変ですが、同じような状況に至ったときに本書の内容を振り返って冷静に行動を決定できるようにしたいですね!
ではまた!
『人生は20代で決まる』今すべきことを見つけるために
こんにちは!プーギーくんです!
「若いうちにいろいろと経験しておけ」
「今しか楽しむ時間はないぞ」
このようなことを聞く機会ってありませんか?
ある人はスキルを磨けと言うし、ある人は遊びを満喫しろと言うし、いったいどれが正しいのやら…
そんなときにはっきりとした指針を示してくれるのがこちら!
こちらは20万部を超えるベストセラーとなった本です。
著者はメグジェイ博士という臨床心理学者で、TEDでスピーチを行うほどの人物です。
20代で何をすればいいのかよく分からない。
そんな人のために書かれた本書の要点を紹介しようと思います!
仕事
アイデンティティ・キャピタル
アイデンティティ・キャピタルとは、時間をかけて身についた自分自身の価値を高める経験やスキルのことです。
言い換えると、自分の個人的資産のことをいいます。
著者は20代のうちに自分探しをして、その中で社会に関わっていく勇気を持つことでアイデンティティを得ることができると述べています。
金銭的によく、気楽なアルバイトなどを探すのではなく、アイデンティティ・キャピタルを手に入れるための仕事を選ぶことが大切なのです。
無謀と言われてもいろいろな仕事に挑戦し、将来への足がかりとしていきましょう。
カスタムメイドの人生をつくる
「何でも好きなことをやっていい」といわれると、逆に何をすればいいのかわからない。
そんなことはありませんか?
人生についても同様で、自分がやりたいことが分からず、ぐだぐだと時間を過ごしてしまっていることがあります。
それが、職業だとしたらなおさらで、なんだかこの先の人生が決まってしまいそうだから、なかなか選択できないという人も多いのではないでしょうか?
しかし、まずは行動してスタートさせることが重要です。
スタートしないと成功などあるはずがありません。
まずは、自分が少しでも興味のあることを見つけ、それについて行動を起こしてみる。
違ったなら他の仕事に挑戦してみる。
そうしてよりよい人生が形成されていきます。
それが活発にできるのは、時間的にも体力的にも20代から30代前半までです。
恋愛
結婚を真面目に考える
「結婚は20代のうちはまだちょっと早いかな~」
「今はまだ遊びたいな」
こんなふうに結婚について考えるのをどんどん後回しにしていませんか?
もちろん考え方は個人の自由です。
しかし、30代になってから真剣に考え始めるのは危険といえます。
30代になると、焦りとプレッシャーが20代とは比にならないほど増えてきます。
焦りがあると自分の人生のパートナーとなる相手を適当に選んでしまう可能性が高いです。
さらに生殖機能が衰えていき、子どもを産むのも難しくなることでしょう。
そのため、20代のうちから真剣に結婚について考え、自分に合ったお相手を慎重に選ぶようにしましょう。
脳と肉体
自信を生み出す
人には異なるマインドセットがあります。
「こちこちマインドセット」と「しなやかマインドセット」です。
こちこちマインドセット・・・自信を持っているか持っていないかで考える
しなやかマインドセット・・・人間は変われる、成長できると信じている
こちこちマインドセットだと困難に陥ったとき、自信をなくし、すぐにあきらめてしまいますが、しなやかマインドセットだと成長できると信じているため、もっと頑張るか違う切り口を探そうとします。
実際に行われた研究では、しなやかマインドセットの人のほうがより成果を残していると判明しています。
じゃあこちこちマインドセットの人はダメなのかというとそうではありません。
自信というものは、外から内へとはいってきます。
経験を積んで、成功すれば、自然と自信は生まれるものです。
ただし、ある仕事で一流になるには1万時間はかかるとされています。
1万時間・・・
フルタイムの仕事なら5年ほどの時間です。
そこまで経験してようやく自信が沸き上がってきます。
自信をつけるためには、膨大な努力と経験が必要ですが、そうして手に入れた自信は強固なもので、豊かな精神状態を生み出してくれるのです。
ハッピーエンドから逆算して人生を設計する
メグジェイ博士によると、多くの20代は「現在バイアス」にかかっているそうです。
「現在バイアス」とは、将来よりも現在のほうを重視してしまう性質のことです。
そのため、「若いうちしか楽しめない」と今を生きるための生活を送ってしまいますが、これでは将来はこうありたいと思っている自分がどんどん遠のいてしまいます。
なりたい自分を思い描き、そのためには今何をしなければならないかを逆算して考えることで本当に必要なことに時間を費やすことができるのです。
まとめ
今回はメグジェイ博士が書かれた「人生は20代で決まる」について紹介しました。
私もすでに20代ですが、将来なりたい自分のために行動を始めないといけないと認識しました。
その影響もあり、今までのバイトを辞め、エンジニアのインターンに参加することになりました。
これは、自分の中で大きな一歩かなと思います。
大変なこともあるかと思いますが、いろいろなことに挑戦し、アイデンティティ・キャピタルを手に入れましょう!
ではまた!
『シンニホン』衰退しつつある日本が再びトップに立つには……
こんにちは!プーギーくんです!
最近よく『人工知能』、『soceity5.0』、『5G』など耳にする機会が増えました。
しかし、実際にはいったいどういったものなのだろうと感じている人も多いのではないでしょうか?
確実に変化が起こっている現代社会でどうあるべきなのか?
そのような問いに対しての答えが書かれてあるのがこちら!
安宅和人さんが書かれたベストセラー本
『シン・ニホン』です。
こちらが目次となります。
著者について
この本を書かれた安宅和人さんは10年ほど前に
『イシューからはじめよ』と呼ばれる名著を世に残しています。
私も後々必ず読ませていただこうと思っています笑
安宅さんは、東京大学を卒業後、マッキンゼーに入社し、ヤフーなどで勤め、現在は慶応義塾大学で教授をされています。
何たるハイスペックぶり・・・
羨ましい限りであります…
指数関数的な思考が必要となる
データ×AIの世界では変化が指数関数的に起こっています。
5年、10年の経過で、数倍どころの変化ではなく、桁数が変わるほど膨大な変化が起こっています。
囲碁、翻訳、識別など様々な分野で10年ほど前まで人間に到底かなわなかった機械が今では、もはや人類の誰もが到底及ばない領域まで到達しているのです。
計算機×アルゴリズム×データ=AI
ディープラーニングは何にでも使えるAIだとよく誤解されていますが、実際には違います。
AIとは膨大なデータを、速い計算環境において、効率よく学習するアルゴリズムに沿って訓練するものです。
つまり、人間のように急な状況変化にも対応できる汎用性の高いAIは非常に難しく、現在は、特定の用途向けのAIが通常なのです。
出典:安宅和人 2020 『シン・ニホン』ニューピックス p32
データ×AIの力を解き放つ
AIには大量のデータがあって初めて絶大ないっよくを発揮することについては理解いただけたかと思います。
AIに必要だとよく言われるものの一つにプログラミングスキルがあります。
コンピュータに指示するプログラミングは確かにAIに必須のスキルといえます。
しかし、プログラミングスキルがあればよいかというとそうではありません。
データ×AIの力を解き放つためには、統計処理などのデータサイエンス力、データサイエンス力を実装、運用するためのデータエンジニアリング力、課題を理解、整理し、解決するビジネス力が必要とされます。
プログラミングスキルはこのうちのデータエンジニアリング力に過ぎないのです。
日本は15年間一人負けを続けてきた
世界のGDP推移を見てみると、ここ10数年において日本だけが生産性を大きく伸ばせない状況が続いてきました。
出典:安宅和人 2020 『シン・ニホン』ニューピックス p69
これには、情報通信分野や農林・水産分野などで主要国と大きな差があることが原因の一つです。
しかし、これらはまだ着手できていないことが大きいだけでまだまだ伸びしろがあり、もっと力を入れていくべきことなのは明白です。
日本が勝っていくには
日本が現在の状況からのし上がっていくにはどうすればよいのでしょうか?
これには今までも持っていた日本の強みを生かすべきです。
日本の強みは遅れて取り入れて驚異的な革新によって追い越すのが得意ということです。
例えば、産業革命時代に黒船が日本にやってきたとき、日本人はまだ農民がほとんどで、刀を腰から下げていました。
それが、明治になり、産業を取り入れ始め、二度の大戦を終えると、自動車や新幹線など革新的なモノづくりによって他国を追い抜き、世界のトップレベルの大国へと勝ち上がりました。
現在は他の国に遅れをとっている状況ですが、ここから日本の強みを生かし、圧倒的速度の成長により、再びトップに立てばよいのです。
若い人に投資できる国へ
現在、日本の国家予算のうち大半が社会保障給付費に充てられており、その額は、なんと120兆円にもおよびます。
その一方で、大学などへの交付金は下げられ続けているというのが、日本の現状なのです。
若い人々を支援し、科学技術研究などの支援に費用を回せば、間違いなく将来の国力に直結し、最もリターンの高い投資になります。
しかも、著者の安宅さんが算出した費用は、2兆円ほどであり、社会保障給付費の2%にも満たないのです。
出典:安宅和人 2020 『シン・ニホン』ニューピックス p325
たった2%ほどを未来のために投資するだけでこの国は劇的に変わるはずなのです。
日本という国が今後も衰退の一途をたどることがないように現状の予算配分を見直す必要があるのです。
まとめ
今回は安宅和人さんが書かれた『シン・ニホン』について要約してきました。
現在の日本、そしてこれからの日本に必要なことが現実的な目線で書かれていました。
しかし、正直私が読んでいて感じたことは、
「日本に必要なことは分かったけれども私たちは具体的に何をすればよいのだろう?」
ということです。
こればかりは自分たちが努力してデータ×AI社会に必要とされるリテラシーを身に着ける必要があると思います。
そして、その先の専門家層、リーダー層となるには、一層の努力が必要となります。
結局は勉強が必要なのですね。
もちろん、
『日本は変わらないといけないことは分かったけど仕事に精一杯だから勉強しろと言われても……』
このような意見もあるかと思います。
しかし、誰にでも日本を変えられる選択が一つあります。
それは、投票です。
大事なのでもう一度言います。
投票です。
私たち若者はあまりにも政治に無頓着であり、その結果、若者に対して配慮のある政治を行おうとしている政治家が落選してしまうことが起きています。
投票ならば、年齢さえ満たせば、誰にでもできます。
日本のことを悔いる前に、今自分たちができる最低限のことを行うようにしましょう!
最後に安宅さんが心にとめている名言をご紹介しましょう。
『一日生きることは、一歩進むことでありたい』 湯川秀樹
では、また!
金融リテラシーを上げる第一歩に最適!『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』
こんにちは!プーギーくんです。
少子高齢化による年金問題、日本国の借金などメディアでも目にすることが増えてきた金融に関する問題。
しかし、正直なところあまりよく分かっておらず、何が正しいのか判断できていない人も多いのではないでしょうか?
私も最近金融について勉強するまでは、冗談抜きで
国債、何それおいしいの?
ぐらいのヤバい状況でした(笑)。あるきっかけで金融についての勉強が必要だと感じ始めましたが、何から始めればよいのか分かりませんでした。
そこで入門書としておすすめされていたのがこちら!
東大を卒業されて様々な金融機関に勤めていた経済評論家の山崎元さんのお話をもとに大橋弘佑さんが書かれた本です。
何より特徴的なのは、他の難しそうな金融本と比較して圧倒的に初心者向けで解説が丁寧だということです。
その中でも特に重要だと感じたものをピックアップして紹介しようと思います。
目次は次のとおりです。
定期預金よりはマシな方法
山崎さんは安全に持っておきたい資産として個人向けの日本国債をおススメしています。日本国債とは国の債券で、これを買うと国にお金を貸したことになります。
利回りは定期預金とそこまでの大差はありませんが、元本保証であるため、途中で解約しない限りお金は減りません。
しかも、定期預金だと銀行が潰れると損失を被る可能性がありますが、国債は国が破綻しない限り損失の心配はありません。
定期預金より得で安全ということですね!
具体的にどの国債を買うべき?
国債の利点は説明しましたが、具体的にどの国債を買えばよいのでしょうか?山崎さんは『変動金利型10年満期』というタイプをおススメしています。
上記の画像のように長期金利に合わせて金利が変動するため、ものすごく損をすることが少ないのが特徴です。
そして満期は10年ですが、途中で下ろすこともできます。その際にペナルティが発生しますが、過去1年分の金利を払えば解決するので、実質的に元本割れすることはありません。
つまり、安心安全というわけですね!
人類最大の発明、複利
あのアインシュタインが人類最大の発明だと称した複利。単利とはどのような違いがあるのでしょうか?下記の画像を見てみましょう。
こちらを見ると分かるように、複利だと運用の対象が増えていきますから、どんどんお金が増えていきます。
複利で運用するものを選ぶべきなのは一目瞭然ですね!
さらに72の法則というものが複利には存在します。
どういうものなのかと言いますと、72を『利率』で割ると、『元本が2倍になるまでにかかるだいたいの年数』が算出できます。
例えば、利率4%の複利で運用した場合、元本を2倍にするために必要な年数はおおよそ72÷4(%)=18(年)と算出できます。
利率について考える一つの目安となりますね。
家は買うべきなのか、賃貸なのか
皆さんの中には、マイホームを手に入れるのが最終目標としている人も多いのではないでしょうか?
実際に私も実家は持ち家でしたし、知人もほとんどが持ち家でしたので、家は買うものと思っていました。
しかし、持ち家のメリット、デメリットを検討した際に果たして持ち家は正しい判断なのかと思うようになりました。具体的なものは以下の通りです。
持ち家のメリット
- 自分の家を持っているという精神的効用
- ローンを払い終えたあとは家賃を払わなくてよい
持ち家のデメリット
- ローンを組むと、一括で買うより銀行の儲け分だけ損をする
- 自分のものになっても資産価値はあまりない
- 固定資産税などの維持コストがかかる
- 転勤になっても売ったり貸したりがすぐにできない
どうでしょうか?持ち家にはメリットもデメリットもあります。賃貸のメリット、デメリットは 、持ち家と逆に考えるとよいでしょう。
自分の方針に従って、慎重に納得できる判断をしていきましょう。
生命保険には入るべきか
こちらも意見が分かれそうな議題ですが、山崎さんはこう結論付けています。
- 自分が死ぬと家族が路頭に迷う人のみ入る。
- ネットの生命保険会社で、10~20年くらいの掛け捨て型に入る。
- 保険料を抑えた分は万が一のために備えておく。
必要な人だけが、むやみに保険料が高くないところに入る。確かにこれなら万が一のときに最低限のお金を得られる上、普段の保険の支払いも最小限で済みそうです。
投資信託なら初心者はとりあえず「インデックスファンド」
インデックスファンドとは日経平均などの指標に連動して機械的に買っているため、手数料が安い金融商品です。
対照的にアクティブファンドはプロに任せて運用することになるため、どうしても手数料が高くついてしまいます。
さらに過去の実績においてアクティブファンドの平均がインデックスファンドを上回ったことはありません。
素人がとりあえず手を出すならインデックスファンドということを覚えておきましょう。
まとめ
特に重要だと感じた部分をピックアップしてきましたが、どうでしたか?
勉強になった部分や興味を持った部分があったのではないでしょうか?
この他にも本書では、年金制度やNISAなどさまざまな金融の知識を誰にでも分かるように説明されています。
興味があるならぜひ一度手に取って読んでみて下さい!
ではまた!
『新しい文章力の教室』ブログを書くにはまずこれから!
こんにちは!プーギーくんです!
私は最近ブログを書き始めたのですが、ふとこう思ったのです。
どうすればみんなに伝わりやすい文章が書けるのだろう?
この悩みを解決するために私が選んだ本がこちら!
こちらは大手ウェブメディア「ナタリー」の編集長である唐木元さんが書かれた本です。
ナタリーは月間約7000万PVを達成した実績のあるニュースサイトですが、そんなナタリーで多くの新人を教育してきた唐木さんのノウハウがこの「新しい文章力の教室」には詰まってます。
それでは、早速内容に入っていきましょう!
いい文章とは「完読される」文章である
みなさんはいい文章と聞くとどのような文章が思い浮かびますか?
「わかりやすい」、「テンポがいい」などさまざまな理由があるかと思います。
そんな中、著者の唐木さんが提唱するのが、「完読される」文章です。
現代では、ネット社会が普及して長文への耐性が低くなっています。
そのため、最後まで文章を読んでもらうというのは非常に難しいものです。
目指すべき目標として「完読される文章を書く」と設定しておくことで自身の道しるべとなるのです。
文章は事実・ロジック・言葉づかいの3層からできている
良い文章というのは多彩な表現能力があるからではありません。
事実、ロジック、言葉づかいの3層がどれもしっかりしているからなのです。
文章の根底には事実があり、それをもとにロジック(論理)が成り立ちます。
そしてロジックをもとに言葉づかいが成り立つのです。
例え多彩な表現力があったとしても事実が違っているならば0点の文章です。
しかし、言葉づかいが拙くても事実が正しく、筋が通っていれば40~60点ほどの文章になります。
つまり、言葉づかいだけを意識するのではなく、もととなるロジックと事実も合わせて意識することが大切なのです。
書く前に主眼と骨子の「地図」を持つ
先ほど「事実に基づき、ロジックが成立して初めて言葉づかいに注目する」とお伝えしましたが、ロジックを成立させるにはどうすればよいのでしょうか?
そのために必要となるのが主眼と骨子です。
主眼とは、いわゆるテーマのことであり、骨子はテーマを達成するための骨組みのことです。
いきなり文章を書き始めても途中で迷ってしまいます。
そのため、あらかじめテーマを決め、それを伝えるために「何を」「どれから」「どれくらい」話すかという「地図」を作っておく。
それがロジカルな文章を書く正しい方法です。
文章は意味・字面・語呂で読み返す
意味で読み返す
誤字脱字や事実に間違いがないか。事実→ロジック→言葉づかいの順に積みあがっているか。これらは脳で把握して修正します。
字面で読み返す
意味的には問題ないが、字面的に違和感を覚える箇所がないかは目を用いて確認します。
語呂で読み返す
脳内音読して発音しづらい語句が続く箇所がないか。実際に音読してみて耳を使って訂正していきます。
これらを修正していくと、完読される文章に近づいていきます。
具体的なテクニック
- 時制を混在させる
- 言い切る勇気を持つ
- 係り受けの距離を短くする
- 指示語は最小限に
- 可能表現に頼らない
- 便利な「こと」「もの」は減らす
- 人物名で始めると目を引きやすい
- 数字を入れると具体性が増す
時制を混在させる
過去の出来事だからといってすべて過去形である必要はありません。
書き手の意識が過去の時点から見た現在にあるなら現在形で書いてもよいです。
言い切る勇気を持つ
「~といわれている」「~とのこと」などの伝聞表現は締まりのない文章になってしまいます。「~である」のように断定する勇気を持ちましょう。
係り受けの距離を短くする
主語と述語、修飾語と被修飾語は基本的に近くに置くのがベターです。あまり離れすぎるといつまでも被修飾語が現れず、読者のストレスになります。
指示語は最小限に
こそあど言葉と呼ばれる「これ」や「あれ」などは最小限にする方が良いです。
指示語が入るとそこに入る言葉をいちいち判断しないといけなくなり、疲れてしまいます。なるべく具体的な言葉で置き換えるようにしましょう。
可能表現に頼らない
例えば物を説明するとき、「~できる」などの可能表現を使うと簡単に文が成り立ちます。しかし、可能表現が続くと、安直な印象を与え、くどさを呼び込む原因となってしまうのです。
便利な「こと」「もの」はなるべく減らす
語句に「こと」「もの」を付けて名詞化する用法は便利ですが重複しがちで、単調な印象を与えてしまいます。なるべく具体的な名詞に置き換えると表現のくどさを回避できます。
人物名で始めると目を引きやすい
文章のタイトルや書き出しは、人物名で始めると読者の興味を引きやすい傾向があります。文に人物が入っているときは、なるべく先頭に持ってくるように心掛けましょう。
数字を入れると具体性が増す
数字で表現できるならなるべく具体的な数字を入れたほうが良いです。具体的な数字を入れたほうが説得力や具体性が増します。
まとめ
「新しい文章力の教室」について要約してみましたが、いかがだったでしょうか?
実際の書籍内にはこの他にも様々なテクニックや迷ったときの対処法などが記されております。
今までに要約してきた内容を含め、唐木さんのノウハウがふんだんに詰まった「新しい文章力の教室」。
ぜひ一度手に取って読んでみてください。
きっと文章を書く際の道しるべとなるはずです!
ではまた!