理系大学生プーギーくんの日常ブログ

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理系大学生のプーギーくんです。日常生活からおすすめの物まで幅広く載せていこうと思います。

『新しい文章力の教室』ブログを書くにはまずこれから!

こんにちは!プーギーくんです!

私は最近ブログを書き始めたのですが、ふとこう思ったのです。

どうすればみんなに伝わりやすい文章が書けるのだろう?

 

この悩みを解決するために私が選んだ本がこちら!

 

こちらは大手ウェブメディア「ナタリー」の編集長である唐木元さんが書かれた本です。

ナタリーは月間約7000万PVを達成した実績のあるニュースサイトですが、そんなナタリーで多くの新人を教育してきた唐木さんのノウハウがこの「新しい文章力の教室」には詰まってます。

 

それでは、早速内容に入っていきましょう!

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いい文章とは「完読される」文章である

みなさんはいい文章と聞くとどのような文章が思い浮かびますか?

「わかりやすい」、「テンポがいい」などさまざまな理由があるかと思います。

 

そんな中、著者の唐木さんが提唱するのが、「完読される」文章です。

 

現代では、ネット社会が普及して長文への耐性が低くなっています。

そのため、最後まで文章を読んでもらうというのは非常に難しいものです。

 

目指すべき目標として「完読される文章を書く」と設定しておくことで自身の道しるべとなるのです。

 

文章は事実・ロジック・言葉づかいの3層からできている

良い文章というのは多彩な表現能力があるからではありません。

事実、ロジック、言葉づかいの3層がどれもしっかりしているからなのです。

 

文章の根底には事実があり、それをもとにロジック(論理)が成り立ちます。

 

そしてロジックをもとに言葉づかいが成り立つのです。

 

例え多彩な表現力があったとしても事実が違っているならば0点の文章です。

 

しかし、言葉づかいが拙くても事実が正しく、筋が通っていれば40~60点ほどの文章になります。

 

つまり、言葉づかいだけを意識するのではなく、もととなるロジックと事実も合わせて意識することが大切なのです。

 

書く前に主眼と骨子の「地図」を持つ

先ほど「事実に基づき、ロジックが成立して初めて言葉づかいに注目する」とお伝えしましたが、ロジックを成立させるにはどうすればよいのでしょうか?

 

そのために必要となるのが主眼と骨子です。

主眼とは、いわゆるテーマのことであり、骨子はテーマを達成するための骨組みのことです。

 

いきなり文章を書き始めても途中で迷ってしまいます。

 

そのため、あらかじめテーマを決め、それを伝えるために「何を」「どれから」「どれくらい」話すかという「地図」を作っておく。

それがロジカルな文章を書く正しい方法です。

 

文章は意味・字面・語呂で読み返す

 

意味で読み返す

誤字脱字や事実に間違いがないか。事実→ロジック→言葉づかいの順に積みあがっているか。これらはで把握して修正します。

 

字面で読み返す

意味的には問題ないが、字面的に違和感を覚える箇所がないかはを用いて確認します。

 

語呂で読み返す

脳内音読して発音しづらい語句が続く箇所がないか。実際に音読してみてを使って訂正していきます。

 

これらを修正していくと、完読される文章に近づいていきます。

 

具体的なテクニック

  • 時制を混在させる
  • 言い切る勇気を持つ
  • 係り受けの距離を短くする
  • 指示語は最小限に
  • 可能表現に頼らない
  • 便利な「こと」「もの」は減らす
  • 人物名で始めると目を引きやすい
  • 数字を入れると具体性が増す

 時制を混在させる

過去の出来事だからといってすべて過去形である必要はありません。

書き手の意識が過去の時点から見た現在にあるなら現在形で書いてもよいです。

 

言い切る勇気を持つ

「~といわれている」「~とのこと」などの伝聞表現は締まりのない文章になってしまいます。「~である」のように断定する勇気を持ちましょう。

 

係り受けの距離を短くする

主語と述語、修飾語と被修飾語は基本的に近くに置くのがベターです。あまり離れすぎるといつまでも被修飾語が現れず、読者のストレスになります。

 

指示語は最小限に

こそあど言葉と呼ばれる「これ」や「あれ」などは最小限にする方が良いです。

指示語が入るとそこに入る言葉をいちいち判断しないといけなくなり、疲れてしまいます。なるべく具体的な言葉で置き換えるようにしましょう。

 

可能表現に頼らない

例えば物を説明するとき、「~できる」などの可能表現を使うと簡単に文が成り立ちます。しかし、可能表現が続くと、安直な印象を与え、くどさを呼び込む原因となってしまうのです。

 

便利な「こと」「もの」はなるべく減らす

語句に「こと」「もの」を付けて名詞化する用法は便利ですが重複しがちで、単調な印象を与えてしまいます。なるべく具体的な名詞に置き換えると表現のくどさを回避できます。

 

人物名で始めると目を引きやすい

文章のタイトルや書き出しは、人物名で始めると読者の興味を引きやすい傾向があります。文に人物が入っているときは、なるべく先頭に持ってくるように心掛けましょう。

 

数字を入れると具体性が増す

数字で表現できるならなるべく具体的な数字を入れたほうが良いです。具体的な数字を入れたほうが説得力や具体性が増します。

 

 まとめ

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「新しい文章力の教室」について要約してみましたが、いかがだったでしょうか?

実際の書籍内にはこの他にも様々なテクニックや迷ったときの対処法などが記されております。

今までに要約してきた内容を含め、唐木さんのノウハウがふんだんに詰まった「新しい文章力の教室」。

ぜひ一度手に取って読んでみてください。

きっと文章を書く際の道しるべとなるはずです!

ではまた!